中学社会科用語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 (中学ひとつひとつわかりやすく)

この教材は2012年が初版の改訂版なので、誤植訂正がされていて信頼できる。しかも、社会科の副読本にしたいほど「分かる」「知る」ための工夫がされており、値段もお手頃で本のサイズも持ち運びに便利な小型のくせに、内容が充実している。これは、最高だ。中学3年間分の社会科（地理・歴史・公民）の順に用語の意味が書いてあり、巻末資料には「日本の地形・交通・工業・都市」「地理と日本の農作物」「都道府県一覧」「世界のおもな国々」「年表資料＆テーマ別整理」「地理で整理する重要事項」「公民よく出る図・日本国憲法の条文」「アルファベッドの略語」等々のが掲載されており、図表が非常にまとまっており分かりやすい。しかも、全ページが全てカラ―で、写真や図表、イラストを使ってやさしく用語を解説している。分からない用語を検索する際も、用語には全て読み仮名付きだし、解説文も超簡単な漢字以外は読み仮名付きだから、難しい地名の名前も覚えるし、歴史人物の名前も間違わずに覚えられる。だから、学校の授業の前の予習にも威力を発揮してくれるし、復習する時も最適の参考書だ。中学生の勉強部屋に置いて、いつでも調べられるようにしておけば、自分から進んで自己学習できると思う。社会の授業は教師の教え方が悪いと嫌いになってしまうけど、社会を知るってことは、大人になってから役立つし、自分の頭で考える癖がつくので若い時にやった方が得だ。大人が読んでも面白いし、社会科が苦手だった高校生や大学生が義務教育に必要な社会を学び直すときにも、やさしい先生のような本著を利用したら、勉強がらくらく進むと思う。