落合正勝 私の愛するモノ、こだわるモノ。
本, 落合 正勝
によって 落合 正勝
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内容紹介 スーツやシャツ、靴や鞄、アクセサリー...男をよりお洒落に、エレガントに演出してくれる究極のアイテムを、著者独特の視点で紹介。クラシコイタリアを日本に定着させ、ニッポン男児に「紳士の服装の何たるか」を教え、その浸透を見届けるかのようにして2006年夏(8月7日)永眠された、人気服飾評論家最後の一冊。雑誌『LEON』にて連載されていた「箪笥の中身」を完全収録。 出版社からのコメント スーツやシャツなどの布モノの他、 靴や鞄などの革モノ、 アクセサリーや小物などの金属モノに至るまで、 男をよりお洒落に、エレガントに演出してくれる アイテムの数々を網羅。 実際に著者が購入し、使い、感じたことがそのまま書いてあるので、 どう選び、どう使い、どう楽しむべきか?という提案が非常に解りやすい。 著者独特の歴史考察もふんだんに盛り込んであり、 勉強になって、楽しく読める、洒落者には絶好一冊となっている。 (編集担当N) 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 落合/正勝 東京・築地生まれ。立教大学法学部卒。ジャパンタイムズを経てフリーに。評論家。『クラシコ・イタリア礼讃』など、服飾に関する著作は、海外でも高い評価を得る。1997年、伊・フィレンツェ市長よりイタリアのファッション批評が評価され「ベスト・ペン・プライズ」受賞。98年には、イタリアのクラシック・ファッション批評により、東洋人としては初めての「クラシコ・イタリア大賞」受賞。2006年8月7日、永眠(享年61歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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落合サンの最後の著書(生前のレオンの連載を集めたものだが)となる本書にも筆誅をくわえなくてはならないとは筆者も不本意ではあるが・・・ジャパンタイムス退職後になぜ服飾評論家になろうと思ったのか?ただ単にファッション関係が好きだったのかどうかはいまだ不明であるが、素人がひょーろん家になろうと思ったらその分野なりプロダクトを自分で試してみるなり開拓してみるなりするしかないのである。筆者は、落合サンに対しその一点に関してのみだがジャーナリストとしての資質を問う上でも尊厳に値するとおもう。服へのこだわりや造詣から見せる性格であればジャパンタイムスにいてもそれなりに功成り名を遂げるのではなかったか?しかし・・・クラシコ・イタリアが良いだの、アルマーニは最高だのと高級と聞けば分別なく褒めまくるその姿勢にはまったくの所辟易する。副題では「What is elegance?」となっているが、表紙の御大ははたしてエレガンスか?どうみても「高そうな着物が高そうな椅子に座っているだけ」にしか見えないのは筆者だけではないはずだ。資本主義の下、大資本の服飾産業にくみ敷かれてしまった晩年の落合サン。モヘア、キャメル、アルパカ・カシミアくらいで留まりビキューナが護られたことと、銀座に超高級店が出店したことが彼の功績だったのだろうか・・・本物を知らず逝ってしまったホンモノ志向の落合サンの冥福を祈って。
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