この問題、とけますか? ~チャレンジ難問篇~ (だいわ文庫)

この問題、とけますか? ~チャレンジ難問篇~ (だいわ文庫)

, 吉田 敬一

によって 吉田 敬一
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内容紹介あみだくじはなんでぜんぶ違う点に着くの クラスで同じ誕生日のひとがいるのは運命 難問は、ふだんの何気ないところにあります。 暮らしのなかにある疑問、古代ギリシャで使われた暗号、 江戸時代に楽しまれたパズル… 脳トレにもぴったりの、極上のひまつぶし。 知識は不要! 「ひらめき」と「論理」だけで 大人も子供も楽しめる、古今東西のなかなか解けない難しい良問をセレクト!内容(「BOOK」データベースより)あみだくじは、なんでぜんぶ違う点に着くの?クラスで同じ誕生日のひとがいるのは運命?難問は、ふだんの何気ないところにあります。暮らしのなかにある疑問、古代ギリシャで使われた暗号、江戸時代に楽しまれたパズル…脳トレにもぴったりの、極上のひまつぶし。知識は不要!「ひらめき」と「論理」だけで大人も子供も楽しめる、古今東西の難問68!著者について北海道増毛町生まれ。法政大学工学部卒、工学博士(慶應義塾大学)。NECを経て、静岡大学教授。定年退官後 日本大学、北京大学および北京外国語大学 (客員)の各教授を歴任。専門は情報科学。『教養・コンピュータ』(共立出版)、『教養・C言語』(共著、共立出版)、『コンピュータ・サイエンスのための言語理論入門』(共訳、共立出版)、『大人のための名作パズル』(新潮新書)、『この問題、とけますか?』『この問題、とけますか?2』(だいわ文庫)など訳書、著書多数。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)吉田/敬一 北海道増毛町生まれ。法政大学工学部卒、工学博士(慶應義塾大学)。NECを経て、静岡大学教授。定年退官後、日本大学、北京大学および北京外国語大学(客員)の教授を歴任。専門は情報科学。訳書、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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この頁の「商品の説明」には、「待望のベストセラー第3弾!江戸時代の問題から…入試問題まで、古今東西のなかなか解けない難しい良問をセレクト!」とあるように、著者は既に類書を刊行されている。勿論、著者だけでなく(○□入試問題であると◇☆入社問題であるとを問わず)この系統の先行類書は少なくない。実際に私は(タイトルは失念したが)これまで複数冊を読んでいる。その点では新規性は乏しく、またトピック(問題)の殆どが確率論・論理学・集合・統計学・数的処理論等で占められており、(入試・入社問題を含めその質的異同は格別)先行類書に比して本書の趣旨・志向性における独自性は基本的には大きくないと考える。内容・構成は、①暗号と思考実験にチャレンジ、②日常に潜むパズル、③直感を鍛えるパズル、④江戸時代のパズル、⑤世界の手ごわい問題、⑥変わった計算、⑦難関中学入試でおさらい、以上の7個のカテゴリー毎に7題~12題前後の『難問』及び解答・解説が展開されている。私見だが、閃きと論理で解けるものもあるが、多くは解法にペンと計算用紙が必要なものも少なくないので、(リユースを気にしない読者は)ペン1本で書き込みしつつ解くと良い。古典的問題系統はある程度網羅されており解法を知る人もいるだろうが、初見の読者には結構アタマの体操になる。以下、幾つかの紹介と所見を述べたい。まずQ1・22・33・50等は著名な問題だろう。Q10では樽の分別問題ながら、「どのように分配すればよい」か?を問うものでその方法に制限がない (入れ替え・移し換えを禁止していない) から、満杯の7個の樽から空の7個の樽に各々半分量を移すと(「容量の同じ樽」なので各々が同一の深さになれば良い)、21個の半分量の樽となる。これらを7個ずつ3人で分ければ良い、と私は考えた(不充分か?)。他方Q19は、以下の方程式から解いたが解法解説では何故か言及がない。n^2=1980-n…①n>0(年齢にマイナスはない)n^2+n-1980=0…これを因数分解する(2数の和が+1、積が-1980)(n+45)(n-44)=0∴n=44(①より“n=-45”は不適解)次にQ39の「油わけ算」、Q17の「砂時計」も同趣旨の系統と思われる。特に前者は映画『ダイ・ハード3(Blu-ray)』で主演のブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンが劇中で奮闘した、著名問題の系統に属すると思料される(難易度は格段に高くなっている)。本問でのポイントは、10L・7L・3Lの各枡での加減算で“2L計量”を創り出す操作にあろう。この“2L計量”に辿り着ければ、〔2L+3L枡〕又は〔7L枡-2L〕等で5Lに分配できる。これを正答では⑥回目(空容量)で達成している。なお本問の私の解法は以下の通り、“2L計量”は正答と同じく⑥回目(残余量)で達成した。この方法は著者指摘の別解(最初に3L枡に移す方法)と推察され、右指摘通り10回操作を要する。枡〔10L〕〔7L〕〔3L〕①703②730③433④460⑤163⑥172…2L計量(残余量)⑦802⑧820…2L移動⑨523⑩550この方法は正答と対比すると、“2L計量”を同じ操作回数(⑥回目)で達成しながら、上記⑧において右2L計量分の枡入れ替えを余儀なくされ、この差がそのまま結果(+1回)に現れている。正答の⑥回目の1L移動は 空容量に依る“2L計量”を達成させる意味のある移動である。無いアタマを色々悩ませたが、さすが古典的難問だけに正答には無駄が無い。次にQ22の「条件付き確率」論では解説がない部分(A家・C家へ忘れた確率)に付言しておくと…①A家に忘れた確率(1/5)÷(61/125)=25/61②C家に忘れた確率(A家・B家共に忘れていない前提に注意)(4/5)×(4/5)×(1/5)÷(61/125)=16/61※なお(25/61)+(20/61)+(16/61)=1この条件付き確率論に関し、(誤謬で)有名なものが兄弟姉妹の確率における長子設定のケースだろう。屡々設定されるのは“2人の子供がおり、このうち少なくとも1人が男子である時もう1人が男子(又は女子)である確率”を求めるもの。これはオーソドックスに…①兄・弟、②兄・妹、③姉・弟、④姉・妹…以上の4通りのうち、④は「少なくとも1人が男子」との題意に反するので除外すると(=3通りの組合せ)、答えは1/3(女子なら2/3)となる。この問題を“2人の子供で兄がいる時、もう1人が男子(又は女子)である確率”と設定した(引っかけ)問題だと、これの確率は1/2となる。何故なら長子が“兄”(=男子)であることは“確定”しているから、①兄・弟、②兄・妹の組合せしかない(長子は男子確定なので、長子の性別を考慮する必要がない)。大分昔に係る問題(解答だったか?)の誤謬をネットで指摘したところ、条件付き確率云々と言った解説付きのご丁寧な反論(=失当)を頂いたことがある。このほか、Q44・46・53・58等は納得させられる問題ながら、Q63を理論的に解くには、模範解答のような仮定を使うと論理(小学生における理屈付け)が煩瑣となるので、入試と言う時間制限も考慮すると直接題意に沿って素直に解いた方が良い(代数を使わない理論)。①柿の値段に対して、梨は30円、りんごは90(30+60)円ほど高く支払う。②すると梨2個で60円、りんご3個で270円(計330円)を柿代金より高く支払う。③代金1110円から、柿1個分より高く支払う前記330円を引くと780円となる。④右780円は柿に対する“梨+りんご”の差額を控除したので、柿6個代金と同視できる。∴780÷6=130円が柿単価となる。すると梨は160(130+30)円、りんごは220(160+60)円である。他方、小学生への入試問題と言う前提を無視して代数学で解くなら、模範解答のようにわざわざ“3元(方程式)”を持ち出すまでもなく、1元方程式〔x+2(x+30)+3(x+90)=1110〕を解いた方が単純かつスマートである(前叙の解法主旨)。このほかQ66・68等は、著者指摘の通り(227頁)、小学校6年生がどのように解くべきなのか私も興味がある。

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