世界を変えた17の方程式
本, イアン・スチュアート
によって イアン・スチュアート
3.8 5つ星のうち 15 人の読者
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内容紹介 この方程式が世界を変えた。 ピタゴラスの定理からブラック=ショールズ方程式まで--人間の歴史を変え、 今日の世界を作り上げるうえで重要な役割を果たしてきた17の方程式。 これらの方程式の意味と重要性、後世への影響を豊富なエピソードで明らかにする数学ノンフィクション。 『数学の秘密の本棚』『数学で生命の謎を解く』など、 数学書のベストセラーライターとして著名なイアン・スチュアートの最新刊。 人間の歴史を変え、今日の世界を作り上げるうえで重要な役割を果たしてきた17の方程式について採り上げ、 その方程式が「何を表しているのか」、「なぜ重要なのか」、 「そこから何が導かれたのか」について豊富なエピソードと共に明らかにする。 採り上げられている方程式は、ピタゴラスの定理をはじめとして、対数、微積分、トポロジー、 正規分布や波動方程式、ニュートンの重力の法則やシューレディンガー方程式、 現代の経済に大きな影響を与えたブラック=ショールズ方程式など、多岐にわたっています。 イアン・スチュアート一流の平易でユーモア溢れる文章は、本書でも健在です。 必要最小限の数式しか使っていませんので、数学の苦手の読者でも楽しく読みすすめることができます。 方程式の歴史をたどりながら、数学、科学、社会について、 たくさんの知見を得ることができる、数学ノンフィクションの傑作です。 出版社からのコメント 方程式は、単純な源からパワーを引き出す。 見た目は異なる2つの計算が同じ答えを導くことを、方程式は教えてくれる。 その鍵となる記号が、等号「=」だ。 ほとんどの数学記号の起源は、過去のかなたに失われてしまっているか、 またはきわめて最近で出所がはっきりしているかのいずれかだ。 等号はその例外で、450年以上前にさかのぼるにもかかわらず、 誰が考案したかだけでなく、なぜ考え出されたのかも分かっている。 考案したのはロバート・レコード、1557年、著書『知恵の砥石』においてのことだった。 レコードは、「……に等しい」という言葉をうんざりするほど繰り返すのを避けるために、2本の平行線を使った。 この記号を選んだのは、「2つのものとして、これ以上等しいものはない」からだった。 レコードのこの選択は素晴らしかった。 その記号は450年間も使われつづけているのだから。 方程式のパワーは、大勢の人の精神が作り上げた数学と、外界にある物理的現実との、 哲学的に難解な対応関係のなかに潜んでいる。 方程式は、外の世界にある深遠なパターンをモデル化している。 方程式を尊重し、それが語る物語を読み解くことを学べば、 わたしたちのまわりの世界が持っている重要な特徴を解き明かすことができる。 原理的には、同じ結果を得る別の方法があるかもしれない。 多くの人は記号よりも言葉を好み、言葉もまた周囲を支配するパワーを与えてくれる。 しかし科学や工学の見解としては、言葉はあまりに不正確で限界があり、 現実のより深遠な側面にたどり着くための有効な道筋にはならない。 人間レベルの前提に彩られ過ぎているのだ。 言葉だけでは、根本的な洞察を得ることはできない。 方程式ならそれができる。 方程式は何千年ものあいだ、人類文明の一番の推進役だった。 そして、歴史を通じて社会を牽引してきた。 確かに舞台の裏に隠れてはいたが、気づかれていたかどうかにかかわらず影響力はあった。 本書は、人類の進歩を17の方程式を通じて語った物語である。 (「なぜ方程式か」より) 商品の説明をすべて表示する
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以下は、世界を変えた17の方程式に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
数学がいかに人間文明の核心を支えているか、具体的な説明に引き込まれる。数式そのものは難解で、素人には歯が立たないが、その意義と価値は理解できる。また、優れた数式の持つ様式美は宇宙の神秘を感じさせる。さらに分かりやすい解説を望みたい気もするが、少々無理な注文だろうか。そこのところが、やや不満ではある。
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