東北のジュリエット―シェイクスピアの名せりふ (河北選書)

「シェイクスピアを読みたい！」という人にも「シェイクスピアくらい何冊か読まなきゃ恥ずかしいかな」という人にもおすすめしたい、代表的なシェイクスピア作品７つ↓の魅力的なセリフを紹介した本です。簡潔でわかりやすいあらすじも載っています。1.ロミオとジュリエット2.ベニスの商人3.お気に召すまま4.ハムレット5.オセロ6.リア王7.マクベス解説とともに、そのセリフに通ずるエピソードが載っていて、それがとてもおもしろく、セリフの理解を深めてくれます。セリフが東北弁になることで、キャラクター達が ぐっと身近な存在になりました。カッコイイ言葉で訳してしまわないで、本質に迫っています。「生か死か……」などと言うとなんとなくカッコイイですが、私にはなんだかよくわかりません。この本のセリフはやさしく、心に響きました。日本語訳のシェイクスピアはわかりにくいものもありますが、自分に合った訳と、この本があればきっと楽しめると思います。