シベリアの歴史 (1963年) (紀伊国屋新書)

シベリアの歴史 (1963年) (紀伊国屋新書)

, 加藤 九祚

によって 加藤 九祚
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著者の加藤九祚は民族・考古学者。敗戦直後から5年間はシベリアに抑留され、帰国後は上智短期大学で勤務しつつ国立民族学博物館の創立メンバーとして活躍し、翻訳を通じて旧ソ連の一部である中央アジアの民族学や歴史学の紹介に努めました。65歳から考古学に取り組み、2001年より単独編集誌『アイハヌム』を年1回ずつ発行し、2016年に94歳で亡くなった時にはウズベキスタン南部で仏教遺跡を発掘中だったそうです。本書は4万年前から1960年代初頭までのシベリア史とその研究史を叙述しています。第6章まではシベリアの自然と10世紀までの主に考古学によって知られる事実が書かれていますが、親交のあったオクラドニコフなどソ連の研究者から引用されることが多いです。第7章から11章は1917年革命までのロシア人によるシベリア進出について。第12章は「シベリアの歴史・地理に関する主要な文献」、第13章はシベリアの少数民族についての概略と現況、第14章はシベリア開発の現状について。巻末の文献目録は必見です。なにしろ半世紀も前の研究ですから、 特に第13・14章などはデータが変わっていることでしょう。それでも本書は、石光真清『誰のために』が参考資料になっているのでもわかるように、日本によるシベリア侵略の歴史をも意識しつつ執筆されているのが類書と異なる点です。著者のシベリア抑留体験が活きているといえましょう。

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