美術は地域をひらく: 大地の芸術祭10の思想 Echigo-Tsumari Art Triennale Concept Book
本, 北川 フラム
によって 北川 フラム
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内容紹介「アートによる地域づくり」のパイオニアとして、 日本のみならず、世界に影響を与えてきた「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の全貌 瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクターとしても知られる北川フラムがその原点、大地の芸術祭の構想から現在まで17年に及ぶプロジェクトの軌跡、手法を過去5回の芸術祭で生み出された膨大な作品のヴィジュアルと共に、多面的に開示する決定版! 安齊重男、森山大道らによる作品写真を多数収録! 90 年代後半、なにも前例のない構想に地域でとりかかったときの生みの苦しみから、一定の成果を収めたうえでの新たな展開の模索、さらに社会の意識や経済状況の変化、自然災害などさまざまな追い風、逆風にもまれながらプロジェクトが拓いてきた現時点の展望まで、豊富なアート作品写真、実践の紹介とともにディレクター自ら縦横無尽に語り尽くします。 本書目次 グローバリゼーション時代の美術 作品編 Concept 01 アートを道しるべに里山をめぐる旅 Concept 02 他者の土地にものをつくる Concept 03 人間は自然に内包される Concept 04 アートは地域を発見する Concept 05 あるものを活かし新しい価値をつくる Concept 06 地域・世代・ジャンルを超えた協働 Concept 07 公共事業のアート化 Concept 08 ユニークな拠点施設 Concept 09 生活芸術 Concept 10 グローバル/ローカル ドキュメント編 アーティストインデックス 2001年、ふるさとイベント大賞(総務大臣表彰)/2002年、東京クリエイション大賞アートシーン創造賞/2005年、地域づくり総務大臣表彰/2007年、第2回JTB交流文化賞優秀賞/2009年、第7回オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)/2009年、ニューツーリズム開発部門賞及び審査員特別賞(日本旅行業協会)/2010年、「地域づくり表彰」国土交通大臣賞 東の「大地の芸術祭」、西の「瀬戸内国際芸術祭」は、現代美術による地域再生の方程式だ! ―福武總一郎 大地の芸術祭は、アートを通じて未来の“希望のムラ”を構想する社会運動である。一昔前であれば、それは“革命”と呼ばれたものかもしれない。 ―太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センター) 創造力の挑戦、野心的な試みの国際展 ―ガーディアン(イギリス) 越後妻有に匹敵する美術展は世界にない。 ―ル・モンド(フランス) <…内容(「BOOK」データベースより)壮大な「アートによる地域づくり」プロジェクトの全貌を、構想の仕掛け人が縦横無尽に語り尽くす。アート作品のヴィジュアルも満載。頁をめくるごとに「大地の芸術祭」の世界が立ち現れる!著者について北川 フラムアートディレクター。アートフロントギャラリー代表。 1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京藝術大学卒業。主なプロデュースとして「アントニオ・ガウディ展」(1978-1979)、「子どものための版画展」(1980-1982)、「アパルトヘイト否(ノン)!国際美術展」(1988-1990)など。2000年にスタートした「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(ふるさとイベント大賞・大賞[総務大臣表彰]、オーライ!ニッポン大賞グランプリ[内閣総理大臣賞]他受賞)、「水都大阪」(2009)、「にいがた水と土の芸術祭2009」、「瀬戸内国際芸術祭2010、2013」(海洋立国推進功労者表彰受賞)などの総合ディレクターを務める。近編著に『アートの地殻変動』、『丹下健三』(ともに美術出版社刊)。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)北川/フラム アートディレクター。アートフロントギャラリー代表。1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京藝術大学卒業。2000年にスタートした「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(ふるさとイベント大賞・大賞(総務大臣表彰)、オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)他受賞)、「水都大阪」(2009)、「にいがた水と土の芸術祭2009」、「瀬戸内国際芸術祭2010、2013」(海洋立国推進功労者表彰受賞)などの総合ディレクターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
美術は地域をひらく: 大地の芸術祭10の思想 Echigo-Tsumari Art Triennale Concept Bookを読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
写真は綺麗ですが作品集としてより大地の芸術祭の精神を知るための本です。イリヤ&エミリア・カバコフの棚田ができた経緯や、磯辺行久の歴代の作品、雪上労働者のパフォーマンスなどは特に印象的で、これから芸術祭に行く人には参考になりそうです。また巻末には芸術祭が開催されるまでの経緯やこれまでの反省、これからの展望などがまとめられており、主催者側の考えがわかって興味深いです。特に初期のどのような作品がマッチするかの試行錯誤や、どうやって地域に受け入れられていったかの話などが面白いです。
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