航空テクノロジーの戦い―「海軍空技廠」技術者とその周辺の人々の物語 (光人社NF文庫)
本, 碇 義朗
によって 碇 義朗
3.9 5つ星のうち 4 人の読者
ファイルサイズ : 25.89 MB
内容(「BOOK」データベースより) エレクトロニクス、新幹線、カーメカニックと、世界中が注視した技術開発の原点がここにある。敗戦を迎え、つばさをもがれた空技廠の面々は、焦土と化した国土から不死鳥の如く蘇り、戦後成長の一翼を担った―不可能を可能にした技術者たちの強靱な精神と研鑽と力の結集を肉声で綴る感動のノンフィクション。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 碇/義朗 1925年、鹿児島生まれ、東京都立航空工業学校卒。陸軍航空技術研究所をへて、戦後、横浜工業専門学校(現横浜国立大学)卒。航空、自動車、鉄道などメカニズムと人間のかかわり合いをテーマにドキュメントを発表。航空ジャーナリスト協会会員。横浜ペンクラブ会員。自動車技術会会員。カナダ・カーマン名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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航空機の企画、開発のキーとなった技術集団についての書物です。前書きにあるとおり、航空機本体よりもそれを構成する要素や関わった人やについての記述が中心です。ベースとして結構な数のインタビューがあると思われます。当時行っていたことと、インタビュー時の役職などを見ていくと非常に面白いです。筆者が海軍時代に同様の仕事をしていた関係上、組織の基本的なことをわかった上で記述しているので、その点ではおかしな記述はありません。物作りの基礎技術開発にあたっては、民間企業と国の役割の違いがあるのだということが理解できます。戦時の航空機開発に興味がある方だけでなく、機械の開発に興味がある方も読んでみるとためになると思います。
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