新編 宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

新編 宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

, 宮沢 賢治

によって 宮沢 賢治
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内容紹介 圧倒的な力量を伴って迫る「春と修羅」、 生前に唯一刊行された詩集に加え、詩稿用紙に書かれていたものなど、132篇を収録。宮沢賢治の世界を堪能する一冊。 宮沢賢治の詩は、その圧倒的に豊富なイメージと斬新な語彙で、人々に新鮮な驚異を与えてきた。三十七年を多彩に生き急いだ彼は、常に自己の内奥に修羅を見据える。その熱いモノロオグは、山野を跋渉し森羅万象と交響して生起した心象のスケッチから生命を得、たゆまぬ推敲・改作をへて眼前の形に昇華されたのだ。 賢治の詩の世界のエッセンスとして慎重に抽出された132篇を収録。詳細な注解を付す。 本文より わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です (あらゆる透明な幽霊の複合体) 風景やみんなといつしよに せはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける 因果交流電燈の ひとつの青い照明です (「春と修羅」序冒頭) 本書「解説」より 『春と修羅』を最初から順に読んでいくと、読むこと自体の新鮮なおどろきが私たちをとらえる。 辻潤や佐藤惣之助を最初瞠目させたのは、語彙の斬新さだった。とりわけ、科学用語、宗教用語、そして方言。「屈折率」という科学用語は、その中では比較的に普通で、さりげない語といえよう。しかしその意味するところはすぐれて全体的である。 ――天沢退二郎(詩人) 目次(作品番号と日付を付した) 『心象スケツチ 春と修羅』より 序屈折率 (一九二二、一、六)くらかけの雪 (一九二二、一、六)恋と病熱 (一九二二、三、二〇)春と修羅 ((一九二二、四、八))春光呪詛 (一九二二、四、一〇)谷 (一九二二、四、二〇)真空溶媒 ((一九二二、五、一八))蠕虫舞手(アンネリダタンツエーリン) (一九二二、五、二〇)小岩井農場 (一九二二、五、二一) (パート一) (パート二) (パート九)報告 (一九二二、六、一五)岩手山 (一九二二、六、二七)高原 (一九二二、六、二七)原体剣舞連 ((一九二二、八、三一))東岩手火山 (一九二二、九、一八)永訣の朝 ((一九二二、一一、二七))松の針 ((一九二二、一一、二七))無声慟哭 ((一九二二、一一、二七))白い鳥 (一九二三、六、四)青森挽歌 (一九二三、八、一)風景とオルゴール (一九二三、九、一六)一本木野 (一九二三、一〇、二八)冬と銀河ステーシヨン (一九二三、一二、一〇)「春と修羅 第二集」より序二 空明と傷痍 一九二四、二、二〇一六 五輪峠 一九二四、三、二四一九 晴天恣意 一九二四、三、二五〔一九〕 塩水撰・浸種 一九二四、三、三〇二五 早春独白 一九二四、三、三〇六九 〔どろの木の下から〕 一九二四、四、一九七五 北上山地の春 一九二四、四、二〇一一八 函館港春夜光景 一九二四、五、一九一五二 林学生 一九二四、六、二二一五六 〔この森を通りぬければ〕 一九二四、七、五一五八 〔北上川は熒気をながしィ〕 一九二四、七、一五一六六 薤露青 一九二四、七、一七一七九 〔北いっぱいの星ぞらに〕 一九二四、八、一七三〇四 〔落葉松の方陣は〕 一九二四、九、一七三一三 産業組合青年会 一九二四、一〇、五三一四 〔夜の湿気と風がさびしくいりまじり〕 一九二四、一〇、五三二九 〔野馬がかってにこさへたみちと〕 一九二四、一〇、二六三三〇 〔うとうとするとひやりとくる〕 一九二四、一〇、二六三三八 異途への出発 一九二五、一、五三四三 暁穹への嫉妬 一九二五、一、六三五六 旅程幻想 一九二五、一、八四〇一 氷質の冗談 一九二五、一、一八四一一 未来圏からの影 一九二五、二、一五五〇八 発電所 一九二五、四、二三三三 遠足統率 一九二五、五、七三三七 国立公園候補地に関する意見 一九二五、五、一一三六九 岩手軽便鉄道 七月(ジャズ) 一九二五、七、一九三七二 渓にて 一九二五、八、一〇三七五 山の晨明に関する童話風の構想 一九二五、八、一一三八三 鬼言(幻聴) 一九二五、一〇、一八三八四 告別 一九二五、一〇、二五四〇三 岩手軽便鉄道の一月 一九二六、一、一七「春と修羅 第三集」より七〇六 村娘 一九二六、五、二七〇九 春 一九二六、五、二七一一 水汲み 一九二六、五、一五七三五 饗宴 一九二六、九、三七四一 煙 一九二六、一〇、九七四一 白菜畑一〇〇三 実験室小景 一九二七、二、一八一〇一二 〔甲助 今朝まだくらぁに〕 一九二七、三、二一一〇一九 札幌市 一九二七、三、二八一〇三三 悪意 一九二七、四、八一〇五三 〔おい けとばすな〕 一九二七、五、三一〇七五 囈語 一九二七、六、一三一〇八二 〔あすこの田はねえ〕 一九二七、七、一〇一〇二〇 野の師父一〇二一 和風は河谷いっぱいに吹く 一九二七、八、二〇一〇八八 〔もうはたらくな〕 一九二七、八、二〇詩ノート より七四四 病院 一九二六、一一、四一〇〇四 〔今日は一日あかるくにぎやかな雪降りです〕 一九二七、三、四一〇二四 ローマンス 一九二七、四、二一〇五三 政治家 一九二七、五、三一〇五四 〔何と云はれても〕 一九二七、五、三一〇五六 〔サキノハカといふ黒い花といっしょに〕一〇七一 〔わたくしどもは〕 一九二七、六、一生徒諸君に寄せる詩稿補遺 より阿耨達池幻想曲法印の孫娘〔こっちの顔と〕火祭牧歌地主境内「疾中」より眼にて云ふ〔手は熱く足はなゆれど〕〔丁丁丁丁丁〕〔風がおもてで呼んでゐる〕夜 一九二九、四、二八「文語詩稿」より〔いたつきてゆめみなやみし〕五輪峠流氷(ザエ)〔夜をま青き藺むしろに〕〔きみにならびて野にたてば〕〔林の中の柴小屋に〕雪の宿〔川しろじろとまじはりて〕〔血のいろにゆがめる月は〕〔玉蜀黍を播きやめ環にならべ〕母岩手公園早春早害地帯岩頸列〔鶯宿はこの月の夜を雪ふるらし〕巨豚〔塀のかなたに嘉菟治かも〕〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕田園迷信八戸〔ながれたり〕〔まひるつとめにまぎらひて〕雪峡国柱会祭日〔二〕敗れし少年の歌へる「三原三部」より三原 第一部 一九二八、六、一三「東京」より浮世絵展覧会印象 一九二八、六、一五補遺詩篇 よりある恋〔雨ニモマケズ〕小作調停官〔雨すぎてたそがれとなり〕夜春 水星少女歌劇団一行肺炎歌曲 より精神歌牧歌(「種山ヶ原の夜」の歌〔三〕)星めぐりの歌大菩薩峠の歌注解・解説 天沢退二郎 宮沢賢治(1896-1933) 明治29年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。生前刊行されたのは、詩集『春と修羅』童話集『注文の多い料理店』(1924)のみ。
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