ハンディ ダンケ教授のドイツ語レッスン

「ドイツ語」はややこしく難しい！！と捉えている人は世に多いことだろうが、本書はそんな、とかく難しい言語として見做されている「ドイツ語」へのとっかかりの基本をマスターする上で大変解説も分かり易く、明快で、楽しく「ドイツ語」に触れられる機会を作るための入門書の王著だと思う。筆者はこの本を何度も勉強して「ドイツ語」特有の初級文法を昇華し、実用ドイツ語検定３級と４級に挑んだ過去があったのをよく覚えている。各課の後には練習問題も付いており、親切な文法説明と分かり易い例文を活用させて、「ドイツ語」の初歩全般知識を無理のない範囲で学ぶには最適な１冊だと強く実感している。接続法第１式および第２式や現在分詞などの作り方や知識は本書には網羅されていないが、実用ドイツ語検定４級か５級を受験するのならば本書を完全にマスターすれば難なく合格できることを可能にさせている良書だと思う。よくありがちな部厚い文法書とは異なり、各文法の解説も平易で、読んだ瞬間に文法知識が身に付く様な仕組みに内容上構成されている点が素晴らしい！！ハンディタイプの本書はどこか旅行に持ってゆく携帯性の利便的機能の良さをも持ち合わせており、いつでもどこでも無理なく１日１課で３０日、すなわち１か月で「ドイツ語」文法初級の基本のほぼ全ての根の部分を網羅・カバーし学習できる様に工夫されているので、「ドイツ語」はとっつきにくいと敬遠する人が「ドイツ語」の世界に初めて足を踏み入れるにはもってこいの良き文法書である。値段もリーズナブルでこれなら、難しいととかく思われがちな「ドイツ語」の文法の初級に挑むことができる厳選された単純でいて馬鹿にはできないユニークな構成力を持つ１冊だと思う。おなじ「三修社」からは以前より「メルシー教授のフランス語レッスン」という同趣向な本も併売されており、こちらもフランス語の世界に足を踏み入れる際の最初に出会うべき１冊として広く推薦できる文法書となってもいる。英語にしろドイツ語にしろ、文法の基礎基本を怠っていては外国語をマスターすることは至難であるが故に、それを少しでも初心者に慣れてもらうきっかけ作りを与えてくれるための最適な素晴らしい本だという好印象・好感想を持ってみた次第である。語学を楽しく分かり易く学び、着実に、かつ段階的に身に付けてほしいと願う著者の意図とコンセプトがよく伝わってくる１冊だな、と思わされた。これで難しくとっつきにくいと、とかく思われがちな言語である「ドイツ語」に対する一般的な誤った先入観や捉え方が払拭でき、自分のペースでコツコツと学習し、文法を体得・吸収するにはもってこいの画期的文法書であると実感させられた様に思う。本書に登場する語彙も覚えやすい豊富なもので、何度も口に出しては覚え、容易にドイツ語が身に付くように工夫・ペース配分されて解説されている点が興味深い本書の最大の売り物・内容であると思った。こんな１冊があっても決して不思議ではないな、と悟らされた様に思う。是非とも、「ドイツ語」初級文法書の座右の著として１冊は持っておくべき独自の価値があろう。これならとっつきにくい難しい「ドイツ語」の最初のとっかかり部分を十分にカバーできる豊富なコンテンツとなっている点はユニークで、心楽しい本内容を生んでいる「ドイツ語」学習導入への期待感と好感度の持てる良著だと評価できる価値と魅力が溢れた誰もに等しく薦めたい、１日1課、30日で30課マスターできるドイツ語ビギナー向けの楽しく学習が無理なく進められる１冊だ。